EXHIBITION

ARTIST

金氏徹平×森千裕 Teppei Kaneuji × Chihiro Mori
TV Accidentsと都会のアルバム

独自の視点による都市観察を通じて拾った断片を取り込み作品を制作する森千裕と、
身のまわりの事物を素材に部分を切り抜き繋ぎ合わせることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的手法を用いて作品を制作する金氏徹平。
メディアやイメージを自在に組み合わせながら、離れた空間、時間、文脈を行き来しつつ制作する2名が協働した作品によるインスタレーション。

印刷協力:株式会社サンエムカラー

展示会場

大宜味村立旧塩屋小学校

PROFILE

  • 金氏徹平 Teppei Kaneuji

    日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、 一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求している。主な個展に「消しゴム森」(金沢21世紀美術館、2020)、「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2016)、 「四角い液体、メタリックなメモリー」(京都芸術センター、2014)、「Towering Something」(ユーレンス現代美術センター、2013)、「溶け出す都市、空白の森」(横浜美術、2009)など国内外での展覧会のほか、 舞台美術や装丁も多数。
    あうるスポットプロデュース「家電のように解り合えない」(2011)、KAATキッズ・プログラム2015 おいしいおかしいおしばい「わかったさんのクッキー」(2015-2016)、KYOTO EXPERIMENT 2019 チェルフィッチュ x 金氏徹平、「消しゴム山」(2019)、チェルィッチュ x金氏徹平「消しゴム森」(金沢21世紀美術館、2020)での舞台美術をはじめ、自身の映像作品を舞台化した 「tower (THEATER)」(ロームシアター京都サウスホール、Kyoto Experiment 2017)では演出を手掛ける。

    撮影:川島小鳥

  • 森千裕 Chihiro Mori

    独自の視点によるとし観察を通じて拾った断片を取り込み、絵画、ドローイング、彫刻、アニメーション、写真、インスタレーションなど多様な手法で制作。その作品は、不穏さと美しさ、生の残酷さと面白さが共存し、アナーキーかつ人間的である。
    17年に美術館初個展「omoide in my head」(豊田市美術館)を開催。そのほかの主な個展に、「カラフルなヌカルミ」 (CAPSULE 、東京、2012)など。これまでの展覧会に、「Vong Co RAHZI」(blum & poe、東京、2019)、「世界を開くのは誰だ?」(豊田市美術館、2019)、「百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-」(東京都現代美術館、2019)「CHILDHOOD Another banana day for the dream-fish」 (Palais de Tokyo 、パリ、フランス、2018)、「In Focus: Contemporary Japan」 (ミネアポリス美術館 、ミネアポリス、アメリカ合衆国、2018)、「六本木クロッシング2013アウトオブダウト」(森美術館 、東京、2013)、「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館 、大阪、2010)、「夏への扉―マイクロポップの時代」 (水戸芸術館現代美術ギャラリー 、茨城、2007)など。11年VOCA奨励賞。19年には、「東京2020公式アートポスター」の制作アーティストのひとりに選ばれた。

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