EXHIBITION

ARTIST

谷原菜摘子 Natsuko Tanihara
ニライカナイより遠く暗い場所

私はこれまで私たちが生きているこの世界を、人間同士の争いや自然災害が絶えず起きている苦しみに満ちた「憂き世」と捉えてきました。
その上で自分の内在するイメージを発着点として神話や民話、あるいは現代社会の暗部と接続し、それぞれの作品について物語を創りそれに基づいた世界を絵画の中に構築してきました。
今回の展示では、沖縄に訪れたことで生まれた新らしい物語をもとに制作した新作と、関連する旧作を展示します。
展示場所である教室に「絵画で異界を出現させる」ことを目的とし、事前リサーチした風景を反映させた新作と旧作を構成することで、
「ニライカナイ」よりも遠く暗い場所を創りあげます。

展示会場

大宜味村立旧塩屋小学校

PROFILE

  • 谷原菜摘子 Natsuko Tanihara

    1989年埼玉県生まれ。2016年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了、2021年京都市立芸術大学美術研究科博士(後期)課程美術専攻(絵画)修了。
    2015年第7回絹谷幸二賞、2015年京展・京都市美術館賞、2016年VOCA奨励賞、2018年京都市芸術新人賞、2021年第39回京都府文化賞奨励賞、梅原賞(京都市立芸術大学)などを受賞。
    黒や赤のベルベットを支持体に、油彩やアクリルのほかにグリッターやスパンコール、金属粉なども駆使し、「自身の負の記憶と人間の闇を混淆した美」を描く。
    2017年五島記念文化賞新人賞を受賞し、2017年秋〜2018年秋の1年間、旧五島記念文化財団の助成によりフランス・パリへ研修滞在。
    2021年から国文学研究資料館「ないじぇる芸術創生ラボ」アーティスト・イン・レジデンスに参加。主な個展に2021年「うきよの画家」上野の森美術館ギャラリー、 2019年「まつろわぬもの」MEM(東京)、国内グループ展多数。

一覧に戻る